【注意喚起】レース中コーナーで落車が発生する原因と影響について再考する

レース/サイクリング
この記事は約7分で読めます。
悩めるローディ
悩めるローディ

レースでの落車話を
TLで見たり人伝に聞いたり、
実際に目撃したことはある

怖いなぁ

だけど、
自分は気をつけているし、
大丈夫だよね、、、きっと

という方向けに、
今一度確認してほしい内容を筆者の経験を元に記載します

何か事故が起きるときはたいてい慣れてきた頃です
本記事がなにかの気付きとなり、
1件でも多く落車事故が減ることに寄与できれば幸いです

スポンサーリンク

原因と対策を考えてみよう

まずは、コーナーでの落車の原因は何があるでしょうか?
そして、それぞれどのような対策が考えられるでしょうか?

一度、ご自身で考えてみたあとで、
↓へスクロールをお願いします












ちゃんと考えましたか?










ホントに?











考えて、偉い!ヨシ!

ご自身で考えた内容は、
コーナリングする都度意識もしくは
自然にできるようになっていますでしょうか?

意識してないし、
自然にできるようになっていない場合、
もしくは後述の例の内容が初見ですという場合は、
練習が必要な落車予備軍である認識を持ちましょう

以下は一例です。
全てを列挙することはできないですが、
主要なものを列挙してみましたので参考に。
※こんなのもあるじゃんという方はコメントなどでこっそり教えて下さい

原因カテゴリ1原因カテゴリ2原因詳細対応策
バイク操作コーナー進入速度速すぎて曲がりきれない速度を落としてコーナーへ
ライン取り集団走行での
自分勝手なコーナリングで
他選手に接触or他選手が落車
自身のコースを守る
・インなら、イン→イン→イン
・ミドルなら、ミドル→ミドル→ミドル
・アウトなら、アウト→アウト→アウト
ハンドリングコーナリング中に
ハンドル操作を誤った
コーナリング中は
キツくハンドルを切らず、
体勢や重心移動で対応する
ブレーキコーナリング中に
ブレーキをかけ続けスリップ
・速度を落としてコーナーへ
・基本、コーナリング中に
 ブレーキかけない
ペダルペダルが地面と接触・イン側のペダルは上へ
・アウト側のペダルは下へ
・こぐ場合は車体を傾けすぎない
体勢や重心内荷重過ぎてスリップ外荷重にする
ハンドル荷重になり
リアタイヤからスリップ
・サドル荷重にする
・ペダル荷重にする
他選手と接触ハスってしまいバランスを崩す・他選手の動きを観察し、
 危ない動きをする選手の
 近くで走らない
・前後の距離は詰めすぎない
・タイヤを横にずらしておく
・声がけを事前にしておく
コースコース自体走ったことなく
初見のコーナーでの見誤り
試走してチェック
路面荒れたり濡れていたりで、
バイクがいう事聞かなかった
・試走してチェック
・より速度を落とす
・避ける
機材準備空気圧高くて
グリップ力が足りずにスリップ
低くする
タイヤすり減りや経年劣化し、
グリップ力が足りずにスリップ
・レース前にタイヤを確認する
・新しいタイヤと交換する




影響

続いて、落車してしまうと何に影響が出るか、、、
こちらも少し、考えてみましょう

良いことがないことはお分かりと思いますが、
整理すると関係者は多岐に渡ることが見えてきます
以下の表は一例です

特に他者を巻き込んでの落車は影響が大きく、
自身の後悔がより大きくなる事が想定されるため
避けたいケースです

影響カテゴリ1影響カテゴリ2内容
自分や家族関連自分・身体
・メンタル
・自転車(機材含む)やウェア
家族・手当、看病、家事比率向上など
他者関連(自分や家族関連以外)他選手・落車に巻き込んでしまうなど
レース同行者・病院への搬送や心配をかけるなど
所属チーム・あのチームの選手が落車や危ない運転する
 らしいなどと噂になる可能性は0ではないなど
レース運営・落車対応に追われるなど
病院・患者が増えるなど
仕事・人員や仕事量調整など
・収入減に繋がる
※怪我の具合次第




自分が巻き込まれないためにテクニックを身につける

落車が発生しても、
自分がその落車を回避することは、
自分を守ることに当然寄与しますが、
他選手の巻き込みも防止します

そのためには、
バイクコントロールテクニックを身につけることなどで
落車巻き込まれ回避は可能です

どうしても自分が速くなることに目を向けがちですが、
実レースに出る場合には怪我をしない・させないが
当たり前の気構えとして必要となるため、
なにそれ?という方は調べたりしてみましょう

もし落車したら・見たらすぐに行動してほしいこと

どんなに気をつけていても
人間完璧ではないため、
落車してしまうことはあります
そこでの事後対応が肝心になってきます

落車してしまって、
仮に動ける場合にあなたは何をするでしょうか?
その場からのレース復帰第一?

周囲に選手がおらずすぐに復帰できる場合はありですが
後続選手を巻き込まないためにも
「動けるのであれば周囲を確認し、問題なければまずは自転車と一緒にコース端に寄る!」
こちらは最低限行いたいです

ただ、落車をしてしまうと、本人は
周りが見えなくなることが予想されます

気づいた人は「らくしゃー!」
と周囲への声がけで気づきを与えることができると
巻き込まれ被害を防ぐことができる可能性が上がります




落車例

しかし、「自分は落車したことないから大丈夫」
と考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、
筆者自身レースに参加するたびほぼ毎回落車は目撃していますし、
ワールドツアーの世界トッププロ選手でも落車します

そのため、いつ誰が発生させてもおかしくないものです
いくつか例を見ていきましょう

Youtube上の例

動画で見るとより現実味が増します

参考:筆者の落車例

何が起きた?

筆者はロードバイクを買って間もない頃と
慣れてきた頃の2回レースでの落車を経験しています

①コーナーで速度が早すぎて曲がりきれず、ガードレール追突(2017年)
②コーナー出口でスリップし、単独落車(2021年)

共に根本原因はスピード出しすぎと考えています
②については合わせて、以下も原因と考えています
・タイヤの寿命を超えて、滑りやすくなっていた
・コーナリング中に少しブレーキをかけたため、グリップ力低下
・外荷重が不十分

何に影響が出た?

幸いにも両ケースとも単独落車でした
そのため、他選手への影響は出さずにすみました
が、状況によっては他選手を巻き込んでいたかもしれません

もし、他選手を巻き込んでいたと考えると・・・

また、怪我が完治するまでは
思ったように日常生活はできませんし、
もちろんトレーニングも通常通りにできません

その間、家族には迷惑をかけまし、
何より落車の恐怖は残り続けます

大切なバイクやウェア関連も破損してしまいます




まとめ

レース中コーナーで落車が発生する原因と影響について再考しました
・原因と対策を考えてみる
・影響を考えてみる
・落車をしたり見たら行動してほしいこと
・事例紹介

全体的に脅しめいているかも知れないですが、
落車事故は最悪誰かの命を奪ってしまうことにつながってしまいます
気をつけすぎるに越したことはないです

今回はコーナーに特化しましたが、
コーナーに限らず自分は慣れているから大丈夫と思わず
年に1回くらいは自分へのインプットとして、
自身の走りを見直す機会や落車動画めぐりをしてみてはいかがでしょうか?
不足しているスキルなどがあれば練習しましょう

慣れた時に事故は起きます
インドアトレーニングが主で
外での実走感覚が薄れている人も要注意です




参考

コメント

タイトルとURLをコピーしました