【レースレポ】ニセコクラシック 2024 150km

レースレポート
この記事は約15分で読めます。

こんにちは、Shimoです。

今回は「ニセコクラシック 2024 150km」
のレースレポートです

次回以降参加される方の以下参考などになれば幸いです
・どういうレースなのか
・どういうことを考えて走ったか

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概要

レース概要やコースプロフィールなどは以下参照ください

概要

公式

本格的な山岳グランフォンドレース

スタートからアップダウンを繰り返し、北海道最高KOMであるニセコパノラマラインを越えた後、 日本海まで一気に下降。レース後半もフィニッシュまでにアップダウンを繰り返し、 獲得標高は2,493mを越える本格的な山岳コース

上記公式HPより引用

参加対象は以下の通りです

  • UCI対象:19~49才男子
  • HCFレース(Non-UCI):50才以上の男子/男子高校生/女子すべて

そして、UCIグランフォンド・ワールド・チャンピオンシップ(チャンピオンシップ)への出場権を得るには自身の年齢に応じた、対象エイジカテゴリーにての上位25%でフィニッシュする必要があります。

男女別のUCIカテゴリか否か

上記公式HPより引用

コースプロフィール

昨年からコースが一部変更になっています
また、平坦区間での補給所はなしです

2024参考:2023参考:2023vs2024
距離147.8km150km-2.2km
獲得標高(登り)2,479m2,609m-130m
獲得標高(下り)2,478m?
概要
地点備考
神仙沼補給所47kmKOM直後
富岡補給所116.3km登り途中にあり
甘露補給所130.7km登り途中にあり
補給所&廃棄所

参加した背景や目的

私がこのレースに参加した背景や目的は主に以下です
・ツール・ド・おきなわ市民140kmに向けた現状の実力や弱点確認
・世界選手権出場権獲得という目標を持ちたかった
・ニセコクラシックに出てみたかった

目標や結果

目標は以下としていたが、
1点目と3点目はクリアしたが、2点目は未達であった

  • 怪我なく完走すること
  • 世界選手権のメダルを持ち帰ること(年別上位25%以上)
  • KOMが取れそうであれば取ること
順位備考
総合100 / 366 th(上位27%)
年別24 / 63 th(上位38%)・年別KOM獲得
・世界選手権は16位までであった

その他カテゴリーの結果など含めて以下から見れます
https://nisekoclassic.com/news/niseko-classic-2024-resultjp

各種センサー情報

 

直近のトレーニングや準備など

直近約3ヶ月のFitnessの推移は以下の通りで、2周間前に富士ヒルがあたこともあり、TSS91とそこまであげれていない
(富士ヒル前に体調崩し、4月上旬から練習できない期間が3週間ほどありました・・・)




レース当日・状況

参加者事前視聴必須のライダースミーティングと当日の配信は以下です
また、レース全体の展開は以下の記事を参考にいただければと
これから先は私目線でのレポになります
https://www.cyclowired.jp/news/node/388102

起床からリアルスタートまで

スタートが6:15だったので、3時間前の3:15頃起床

耳栓とアイマスクのお陰でちゃんと寝れたが、下剤を前日に飲んでいたせいか、12時頃に腹痛で一度起きた
そのため、睡眠時間は6時間程度

朝食は海苔弁と焼きうどんで
炭水化物を気持ち多めに接種

5:15頃に会場の駐車場に到着し、 アップ開始

雨降る前にぱしゃり

そして、5:40頃に会場入り
幕田さんや大島さんやにっしーさん達知り合いと会話
19-34歳が先にスタート誘導されたのを見て、整列場所へ

自分のカテゴリもスタート誘導されスタート待ち
お隣が加藤さんで会話しつつ、リラックスしてスタートを待つ
年代別としては4列目くらいでスタート

Screenshot

作戦としては、以下の通り
・極力集団内で温存しつつ様子見る
・先頭の動きが分かる範囲をキープ
・下りは攻めすぎない範囲でマイペース維持(安全第一)
・パノラマラインはいければいってみる




スタート〜パノラマラインKOMまで(0-47km)

今年はパレードが3kmくらいまでと短くなっていた様子
ただ、リアルスタートいつ始まったかはよくわからなかった笑

集団の様子を伺いつつ、加藤さんの撮影係をして過ごし、森本さんが上がってきているのを見て、気持ちが上がる
(自転車始めた当初から知っていた雲の上の存在のお方)

集団中盤くらいで過ごしていたが、登りに入る前の2連続直角カーブでインターバルはかかる
が、特にかちあがる様子もないので、無難にクリア
(アクションカムがSDカード読み込みエラーで前半の撮影はこの区間まで…)

下りも少し挟む区間で、最高66km/h、パワー620w程度出ている箇所はあった

この下り区間が、パノラマライン前の自分としての課題で、先頭集団からおいていかれないか不安だった場所

スピードがかなり出る箇所で、自分でも最高80.6km/h出ていた
が、周りはどんどん前に行き抜かれていった

ただ、この区間終わりで昨年落車が発生していたことを聞いていたので、抜かれつつも自分がコントロールできる安心範囲で進めた

そして、下り終わった時点で、見えてはいるが、先頭集団から少し離れる形になった

遅れてはいたが、前日の車試走とスタート前に加藤さんと話したお陰で、この下りは無茶しなくても、すぐに登りだから追いつけるだろうというイメージを持っていたので焦りはなし

ちょうど、加藤さんも同じくらいの位置にいて、先頭集団復帰目指して上げてみたら、すぐに追いつけた

追いついたあとは、GINRINの木村さんと軽く話つつ、木村さんと加藤さんの位置を見ながらアップダウンをこなし、パノラマライン入るまでは、特に大きな展開なく進む

スプリントポイントはやり過ごすと決めていたので、
集団内で過ごして、パノラマラインへ先頭集団中盤くらいで入る

パノラマラインに入って、1名選手が飛び出しているのは見えた
ただ、自分の年代じゃなかったことは確認しつつ、ワンチャンKOM行くかもの可能性に備えて前方に上がる

あと、KOMまで9kmの看板が見えたところあたりで先頭まで上がったが、そんなに強度は高くなく、4.5倍程度かなという印象だった
(サイコンは終始見てない)

おきなわのふんがわの教訓を活かして、一本引きはせずにローテを促して進む
このあたりで、RXの高岡さんともローテしながら一緒に走ったのを覚えている
(これまた、雲の上の存在のお方である)

あと、KOMまで5kmの看板より少し前あたり(?うろ覚え)で加藤さんが上がってったのが見えたので、自分も番手を上げていってみる

それ以降は、わりと少人数でローテを回すような形になっていたような気がする
知っている人は大島さんだけだった
そして、同じ年代が2名くらいいた

トンネル超えて、あと、KOMまで1kmってなったあたりで、全体KOMは追いつけなさそうだけど、ちょっと頑張れば年別KOMはとれるんじゃね?
って思い始めて強めに踏み始める

残り500mくらいで、先頭交代せずに10倍くらいまで淡々と上げてKOM狙い
後ろは見なかったけど、追いついてくる気配は感じなかったので、そのままKOMへ
結果、全体KOMは2位で、年別KOM獲得!

配信で後ろの差を知りましたが、あんまり差は着けれてはなかったみたいですね笑
(これが、このレースで一番目立てたシーンだったのかと)

公式配信より(KOM地点)




パノラマラインKOM〜平坦開始まで(47-70km)

KOM直後の補給所は、特にボトルも消費してなかったのでパス
思い返すと、ボトルすら4口くらいしか補給してなかったからこの時点で補給ミスってる…
(750mlのボトルが3/4+1本残っている状態で、その他補給もしなかった)

下りは集団に戻りつつ、自分的安全な範囲でこなしていく
が、案の定どんどん抜かれていきました

80kmKOM裏付近の角度キツめのカーブなどがあったおかげで集団の速度も落ちていたこともあり、ちぎられずに平坦区間開始まで先頭集団残れたがほぼ最後尾まで下がる
(キツめのカーブは4箇所くらいある)

ただ、カーブなどで減速後の立ち上がり時に足攣りと思われる前兆が少しでていたので、これは補給不足か強度耐性がなかったかなどといった思考が頭をよぎる

公式配信より(80kmKOM裏地点)
公式配信より(下り途中の先頭集団全体感。少し絞られている)




平坦開始〜千切れるまで(70-約95km)

平坦区間開始直後の河川敷らへんで
一部の選手がトイレタイムでストップ
自分としては、最後まで持ちそうだったし、
集団復帰できる自信なかったのでパス

集団としては紳士協定で
ややゆっくり目になっていたと思う
木村さん発見したので、トイレタイムあそこなんですねーなど雑談
(トイレタイムあることを調査してなかったので、次回に活かしたい)

下り区間で足攣りの前兆が出ていたので、
この緩んだ隙に補給を取る
ドリンク1/3は飲んだのと、
ACTIVIKEのスピードジェルを
3個入れたフラスクを一気に飲み干した

名駒の登り

以降は名駒の登り(平坦区間のちょい登り)
までは足攣りが発生しないように抑えながら補給の効果が効くのを待つ
そのため、集団後方を維持する事となってしまった

そこまで暑さを感じることがなかったので、
平坦区間突入後の補給以降はドリンクもほとんど飲んでなかった

というのも、
名駒の登りに入る前から徐々に強度上がり始めてるなぁ
って感じてはいたものの、サイコンすら見ずに
ひたすら集団や周囲の動きを見ることしかしてなく、
補給のことまで頭が回っていなかった

名駒の登りはじめ集団の先頭が見える位置にいる
と思っていたが、実際はメイン集団にて、
前方に逃げ手段がいるという状況だった
こういう状況になっていることを把握できていない状況だった

名駒の登りは、
上げすぎないけど遅れない5.1倍程度で進め、
なんとか食らいついてはいけた

ただ、上記状況のため、
名駒の登り区間終了後も集団のペースが落ちない
一方で、私は足攣り警戒してこれ以上上げたくない
という弱気な走りしかできなかった

結果的に、角度のきついコーナーでの
減速後の立ち上がりインターバルで足攣りが発動し
先頭集団からは落ちてしまった
(スタートから2時間30分くらいの場所だった)

足攣り発動場所




千切れる〜ゴール(約95-147km)

拾っていただいたパック

足攣り発動後は、
全く焦げない状態が続いたが、
ゆるく漕ぎつつドリンクを飲み回復を待った
(なんでこのとき、ジェルなどの補給もしなかったのかは後悔・・・)

そして、後方を見てみると、
数名のパックが追いかけてきているのが見えたので、
追いついてもらい乗せてもらおうと考えた

パックが追いついて来た際に、
「入って!」的な声がけをいただいたものの
足攣ってるんで、少し休ませてほしい旨を伝える

以降は、私はローテに入れず、
引いてもらい回復を待ってからローテに入るようにした
なかなか回復しなかったので、
20-30分くらいは引いてもらっていたと思う
(本当にありがとうございました。そして、すみません…)

Screenshot

最初は4人パックだったものの、
徐々に落ちてきた集団を吸収していき、
10人くらいのパックになった

Screenshot

富岡補給所で、
やっと1本目のボトルを捨てて水をもらう

補給所が登り区間はじめにあることから
パックのペースが乱れてバラバラになった
以降は各自のペースでいくことに

1個目の登りを終えて、
ほぼ単独になり、80kmKOM地点へ向かう
ただ、途中で追いつかれて元のパックメンバーが揃い始める

パックのまま80kmKOM地点を通過し、下りへ
その後の最後の補給所は十分な水分があったのでパス
そして、少し登って再び下りへ

もう、正直4倍がやっとの状態…

最後の上り区間への入口目印の陸橋
が見えたあたりで、にっしーさんが見えた
声かけたら脚を攣ってしまわれたそうな…
みんな、限界まで頑張ってるんや…

斜度キツめの登り区間を終えたら、
あとはじわじわゴール目指して登る区間
最後と思うと、まだ脚が動いてくれる

ローテを回しつつ、
残り距離1km毎にカウントダウンする看板があるので、
それが減っていくのを見ながら最後まで粘り走る

ラスト1kmだけ目立つ形になっていた
この時点でローテちゃんと回せてたのは3人くらい
残りのスパートを徐々にかけて行き、
最後のコーナーに入る

最後の登りは富士ヒルの最後の登り
と既視感がある感じで斜度が上がる
最後の力を振り絞り登る(5.2倍くらい)

そして、同じパックにいた
メンバーの中では3番手でゴール!

初めてのニセコクラシックが終わった

Screenshot




レース後

結果はゴール後アナウンスで
総合100位ってのが聞こえた

気になる年別の順位は、
先頭集団内どのくらいいたかがわからなかったが、
先着したチームメイトのTYさんが20位って話をしていたので、
メダル獲得圏外であることはわかった(結果、24位)
そして、年別トップからは19分も遅れていた

そして、足攣りしたとはいえ、
メダル獲得の16位以内に入るには、
あと13分くらいは速くゴールする必要があった
ので、力の足りなささをひしひしと感じた

今回参加したチームメイトや知人は
全員無事完走したようで何よりだった
(色々各自独自のエピソードはあったようだが)

そして、私に関しては、
年別KOMはゲットできていたようなので、
表彰台に乗ることと紙はもらうことができました

ただ、最終リザルトは満足行くものではないため、
反省点をふりかえり次回に活かしていきたい

Screenshot




おまけ

KOM入賞副賞は以下の通りでした
・アミノバイタルゴールド2個
・コーヒー




次回へ向けた振り返り

自分向けのものですが、参考までに。

KPT

Keep

・登り一本引きなどの体力無駄遣いは少なめだった
・年別KOMを取るという爪痕は残せた
・以前より周りの様子を見ながら走れた(気がする)

Problem

・足攣った
・下りが遅い
・長時間高強度走る耐性が少ない
・長時間走ったあとに高強度出せない
・腰が爆発するほど痛みが出て、レース後しばらく座ることもできなかった

Try

・足攣り対策をする(集団内での補給、走りながら補給を継続的に行う、補給の余裕を持つ、インターバル対策etc)
・下りを怖がらずにある程度のスピードで下れるように練習する(継続)
・長時間高強度で走る練習する(最初は細切れでも、そして極力ノンストップで)
・長時間走って出し切った後でも高強度が出せるように練習する
・腰に負担を掛けないような乗り方を練習する




使用機材

富士ヒルから一切変えてません
ロードレースでもARPホイールは性能的には問題なく
あとは乗り手の問題だなと思いました笑

また、アクションカムをハンドル下に2個取り付けてました

カテゴリ詳細
フレームCanyon Aeroad CFR Disc
コンポShimano R9200
サドルElita
パワーメーターSEGEYI AXO
クランクElilee
プーリーCDJビッグプーリーキット V3PLUS
ペダルShimano PD−R9100
ホイールARise Performance guarneri D-Four
チューブなし(MAKUHAL施工)
タイヤContinental Grandprix 5000 TT TR

補給

カテゴリ内容消費
ボトル(750ml)ACTIVIKE グランフォンドウォーター
ACTIVIKE スピードウォーター
100%
ACTIVIKE グランフォンドウォーター
ACTIVIKE スピードウォーター
80%
水(補給所にてゲット)40%
フラスクACTIVIKE スピードジェル(3個分)100%
ACTIVIKE スピードジェル(3個分)0%
ブーストショット0%
アミノバイタル スーパースポーツ0%
エネモチ3個0%




謝辞

今回、宿やレンタカーの各種手配や運転など
チームメンバーのたかたかさんには非常にお世話になりました

そして、今回旅を一緒にしてくれたチームメンバーに感謝!
部活の合宿みたいでめっちゃ楽しかったです

また、一緒に走ってくれたパックのメンバー
全員はじめましてと思いますが、ありがとうございました
(終わったあと、誰とも挨拶できなかったので、この場をかりて感謝)




まとめ

ニセコクラシック 2024 150kmのレースレポをお届けしました。

私としては初めての参加でしたが、得るものが多かったです
今回得たことを含めておきなわ140kmに向けて頑張っていこうと思います

次回以降の参加予定の方の参考になれば幸いです

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