【レースレポ】第72回(2024年) 秩父宮杯 埼玉県自転車道路競走大会 上級 4位入賞

レースレポート
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こんにちは、Shimoです。

今回は「第72回(2024年) 秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会 上級」
のレースレポートを紹介します。

昨年に続き、2回目の参加です。
次回以降参加される方の以下参考などになれば幸いです
・どういうレース展開だったか
・病み上がりで入賞どうやったの?

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概要

コースプロフィールや概要などは以下昨年の記事を参照ください

参加した背景や目的

私がこのレースに参加した背景や目的は主に以下です
・昨年中級で準優勝だったので、カテゴリ上げて自分の力を試したかった
・体調復調直後ということもあり、省エネで戦略的に走る経験値を付けておきたかった(早めに力使い果たしがちなので)
・ツール・ド・おきなわ市民200kmに向けたロードレースの練習がしたかった(主に補給面)

ちなみにツール・ド・おきなわ市民200kmに参加しようと思った理由は以下です
・ここから先、いつパフォーマンス低下や家庭事情などで自転車が出来なくなるかもわからないので、出れるうちに経験と挑戦しておきたい

目標や結果

目標は怪我なく入賞としており、以下の通り目標達成で入賞対象でした

4 / 48 位(DNF10名含む)

その他カテゴリーの結果など含めて以下から見れます
https://timesync.jp/timejapan_result/2024chichibunomiya/

各種情報
W’Balが登りで底をついている

概要

パワーゾーン

心拍ゾーン




直近のトレーニングや準備など

当日のCTLは60

直近約3ヶ月のCTLの推移は以下の通りで、8月は下半身を壊しており3週間自転車に全く乗れてないです。また、トレーニング再開してから2週間程度で本レースに参加してるので、調子も良くないし、準備も思うようにはできていないです。


特にこのレースに特化したトレーニングはやっておらず、直近の週は以下のような感じのトレーニングで突貫工事も良いところ笑。室内ローラーしている間は、試走動画などを見て、コースや勝負どころの思い出しをしていました。

・2週間前〜1週間前
 ・基本ベーストレ(L1-L2を1-3h)
・1週間前〜前日
 ・月:フルレスト
 ・火:約1ヶ月ぶり高強度お試し(Vo2MAXメニューを1.5h)
 ・水:ベーストレ(45m)
 ・木:ベーストレ(1h)&Zwiftレース(30m)
 ・金:SST(1h)
 ・土:ベーストレ(1.5h)




レース当日・状況

起床からリアルスタートまで

スタートの秩父駅付近の宿泊先に泊まり、22時くらいには寝始めた。睡眠時間は7時間くらいで、前日受付していたかつ、スタートも10時からと遅かったので、7時くらいに宿泊先のバイキングで気持ち炭水化物多めに取った。(金曜日から炭水化物多めで前日体重は自分比重めの59kg)

いつものヒルクライムだと起きる時間が3-4時くらいと早めなので、今回は時間と気持ちに余裕を持てた。いつもだとだいたい朝食付きでも、朝食開始時間より早く会場に向かうため、かなり久々に宿泊先の朝食を家族と取れた。

開会式に間に合うくらいのギリギリで宿を出発し、秩父駅へ。開会式が終わり、エリート→高校生上級→一般上級の順番で整列。整列中に昨年の奥多摩ステージでレース一緒にしたり、Zwiftレースでご一緒したこともあるNICO OZとトヨタモビリティ東京のshoichiさんとお話。Xではつながっていたものの、直接お話したのは初めてでした。

前日まではくもり予報だったものの、当日いざ蓋を開けてみれば快晴で日差しが強い。。。雨に振られるよりかはいいかと思っていたが、日焼け止め塗り忘れてしまったのもあり、暑くて汗ダラダラ。。。前日突貫でボトルを買えてホント良かった。ちびちびボトルに入れたアクエリを飲みながら待機。

そして、時間になりパレードスタート。パレードで5-6kmくらい走るが、思ったより長かったし、思ったよりアップダウンが多かった笑。上りに入る前のストレート中頃に合流する地点で一度ストップして、そこから時間差でエリート→高校上級→一般上級の順でスタート。ここで、ロード練たびたびご一緒させていただくBermudaの本田さんと話して、前から3列目くらいでスタートを待つ。

そして、時間になり、リアルスタート

作戦としては、以下の通り
・基本は周りを様子見でがんばらない
・勝負どころと思っている2周目と最終周回の坂で様子見つつがんばる
・それまでは温存を徹底し、常に先頭が見える位置をキープ

警戒していた選手は、昨年中級優勝した中島さんとshoichiさんくらいしか知っている方がいなかったので、後は走りながら様子見ていこうと思っていた。




0.5周目

特に周り含めて問題なくクリートチャッチして集団が形成されていく。全体的には縦伸びに見えたが、上りの入りをスムーズにしておきたかったので、のぼり前までに15番手くらいを位置取る。1回目の上りは色々ギア比や周囲の動きを見ておきたかったので、比較的マイペースに行こうと考えていた。

去年の記憶が曖昧で、最初からインナーに落としておくべきか悩みつつアウターのまま上りに入った。が、これは失敗笑。力任せのペダリングで若干辛くなりつつも、スピードを乗せたところでインナーにすぐに落とす。周囲を見てもそんなに上げる人はいないがそこそこの強度では登っている(ように感じた)。

途中、補給ポイント前のカーブでチームメイトのなおしさん、ふぁっつさん、天照のしろわんさんが応援に来ているのが見えて、不甲斐ない姿は見せれんなと10番手くらいには陣取っていた。そのあたりから、周囲も上げてそうな感じがしたが、その後のコースレイアウトや集団効果で回復できるだろうと思ったので、周囲を見ながら強めに踏んでいく。途中で昨年の中級優勝者の中島さんらが先行したが、そこまで出す必要はないと思ったので見送る。(セグメント的には6-7倍で踏んでいた模様。。。そんなつもりはありませんでした笑)

下りには5-10番手くらいでは入れていたと思う。1回目の下りはコース思い出しと、別途機材紹介のところでも触れようと思うが、鬼ベアリングの様子見を重視した。Dura36と比較して、下りのスピードのってくる時間が短くスピード維持性能が体感高く楽に下ることができた。

登り返し時点でも10番手くらいで入り、集団が再形成されて行き、2回目の上りを終えたら下りからの平坦に入るので、集団内で省エネを図るためにも登り終わりで10番手くらいを維持。集団の人数も多く、密集していたので、後ろは確認できていない。下り終えるまでに1列縦伸びになっていったが、鬼ベアリングの恩恵か速度キープがしやすかった。ゴールゲートまで大きな展開はなく、8番手で周回通過。

まだ、誰がマークしたほうが良さそうかはよくわからない




1周目

1周目に入り、平坦区間はまずは様子見。途中でRがきつめにカーブするところ(3箇所くらい)は入り方によっては立ち上がり直しインターバルがかかるので、そうなりすぎないように気をつけつつ位置取りを考えながら走る。3個所目の登り前の最後のRがきつめのカーブ以降はほぼ直線だけかつ、アタックがかかる様子もないため、温存の意味も込めて少し番手を下げて周囲の様子を見てみることにする。20番手くらいで登り区間に突入。

1回目の登りは0.5周目より緩く(とは言っても5-6倍台)、2回目の登りと下りはその影響もあり集団が大きくなったせいか速度は若干速めだった。しかし、共に大きな動きはなく進行。2回目の登りの登り返しと下りを利用して徐々に前目に戻り、周回通過時点で2番手まで上げる。まだまだ集団は大きい。




2周目

2週目をトップで通過した選手が、比較的長めに前を引いてくれた。途中代わろうかと思ったけど、自分も温存したい気持ちが大きい(しないと勝負に絡める自信はない)ので、交代促されるまではつかせてもらった。最初のアップダウン区間くらいまでは引いてもらい、自分も先頭を引いたが、引きすぎずないように適度なタイミングで交代促したら、中島さんに「前交代しちゃうんですか?」って茶化された笑

Photo by asatoさん

1回目登りには10-15番手くらいで突入。最終周回手前なので、ここでアタックが起きるのはおかしくない。ただ、カテゴリー混走しているせいか、パッとみでは誰かが飛び出しているような感じはわかりにくかったのだが、1名飛び出しているのは見えた。まだ、集団が大きめかつ最終周ではなくあと1周残っていることもあり、集団有利と見て泳がすことにした。ここまで飛ばしてきたような選手ではなさそうに見え強さ不明確だったので、ついていけば無駄足になると判断した。

1名飛び出し、後ろに縦伸び集団という形で進行し、平坦区間に入る。まだ、集団は大きいまま最終周回に入る。私は8番手で入った。




最終周回

先頭1名に追いつくまでは特に自分が上げることなく、ローテ。1/3くらいで吸収できたので、自分の選択としては間違ってなさそうであった。捕まえた段階で3-4番手で、残りの区間ローテしつつ、登りに備えて足は貯めたいかなと思っていたが、もしかするとアタックありの可能性もあるので、反応できるように周囲は警戒しつつ走る

自分が先頭になるまで特に展開はなし。ただ、少し緩めてみたが、アタックが起こる様子もないし、残り登り開始の距離を考えると、ここで後ろに下がると位置取りが微妙になると判断し、そのまま先頭をじわーっと強度を上げながら引き、1回目の登りに先頭で入った。

1回目の登り前半まではトップで行けていた(7倍くらいで)のだが、緩む区間手前からshoichiさん含む何名かに抜かれた。足を集団で温存していたのだろう。そこについて行けず、足は残っていたが心拍が追いつかない感じだったので、まだパフォーマンスが戻りきれていないんだなと実感した。垂れながらも、6倍程度は出しながら1回目の登りを通過。この時点で7番手だったと記憶している。

下り開始時点で後ろをチラ見すると、だいぶ差ができていた。あと一人抜けば、入賞圏内には入れるから、このまま最後まで順位変わらずに行くのは一番悔しいやつなので、最後まで諦めずに番手は上げたるべく漕ぐ。下り区間終了時点では、誰にも抜かれず番手をキープ。そして、登り返しのところで、soichiさん含む2名を捉えて抜く。これで5番手。

その後の下り開始までは抜かれず、4番手の選手は視界には捉えていたが、結構距離は空いていた。下り区間では特に大きく差は縮めることはできずに平坦に突入。

残るは平坦とゴールスプリントだけ。このまま行けば入賞だが、後ろとの差もあまりないので、ひたすら前に向けて翔ける。すると、徐々に4番手の方に近づいている感じがして楽しくなる。最終コーナーを周り、ロングスプリント開始!4番手だった選手を交わすことはできたが、すぐ後ろから気配を感じつつだったので、全開のままゴールになだれ込む。

結果としては、番手は維持して4位入賞。しかし、1-3位の方とは10秒程度の差、そしてshoichiさんとは秒差なしのギリギリ先着で、6位の方とも1秒差程度と僅差でなんとかという感じでした。が、できることは、やりきった。




レース後

計測タグを返却し、水と景品抽選(ハズレ)

レース後同じカテゴリで早めにゴールした方々と健闘称え合いながら少し会話したりしてたら、チームメイトのおーにしさんが来てくれて、上級のリザルト教えてもらったり、他にレース終わったチームメンバーのリザルト教えてもらったりした。

疲労困憊の図

他にもチームメイトに遭遇して、たかたかさん、はなまるさん、ぱおみさん、おーたさん、ななもさん、せがわさんもいい汗かいてた。(キツかったので、記憶から飛んでる方いたらすみません。。。)せがわさんは中級優勝ということもあり、バックに入らないくらいの商品もらってた笑。その後、表彰式まで時間があったので、おーにしさんとせがわさんと駄弁りつつ、エリートから生還したTYさんも合流して駄弁ってた。

表彰式はエリート団体→高校団体→エリート→高校上級→一般上級の順。4位以下は平台だしトロフィーや景品ないしで差があるので、もっと強くならんとなと改めて思った。また、途中とんでもなく激しい雨が降ってきたので、どうやって車まで戻ろうって考えてたりしたけど、走っている途中にこれに降られなくて本当によかった!

ひとまず、おきなわに向けてよい練習にはなった。来年はどうなっているかわからないけど、エリートを団体で走れたら嬉しいなとは思ってます!!




次回へ向けた振り返り

自分向けのものですが、参考までに。

KPT

Keep

・集団内で体力温存することができた
・無理しすぎてちぎれるとかはなかった
・足攣りしなかった
 ・補給ちゃんとした
  ・ボトル1本:750mlアクエリ
  ・フラスク1個:ACTIVIKE スピードジェルx3

Problem

・パフォーマンス戻ってはいないとはいえ、力負けした
・体幹が弱くなっているせいかエアロポジション取れてない(肘内側へ!)
・下りで抜かれることがあるので、要練習

Try

・下りコーナーの練習は継続
・エアロポジションを無意識でキープできるように日頃から意識と筋トレ
・パフォーマンスを無理なく戻す!(レベルアップする!)




使用機材

カテゴリ詳細
フレームCanyon Aeroad CFR Disc
コンポShimano R9200
サドルElita
パワーメーターSEGEYI AXO
クランクElilee
プーリーCDJビッグプーリーキット V3PLUS
ペダルShimano PD−R9100
ホイールARise Performance GD4 + 鬼ベアリング
チューブなし(マクハル)
タイヤContinental Grandprix 5000 TT TR




謝辞

毎度、家族には感謝です!歩行困難レベルだったので、約3週間育児任せっきりになってごめんなさい。。。また、チームメンバー含む知人の方の応援は胸に来るものがあるので、元気づけられましたし、いつも以上に力出せました。




まとめ

秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会のレースレポをお届けしました。万全ではないとはいえ、結果はある程度残せたのは良かったですが、反省点もあるので、今回得たことを含めておきなわ200kmに向けて頑張っていこうと思います。次回以降の参加予定の方の参考になれば幸いです。

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