タイヤの交換って
いつが適切なんだろう
交換目安(スリップサイン)が付いてるから
そこが削れてなかったら
交換しなくても平気なんだよね?
という方向けに、
今回は使用者が多いであろう
クリンチャータイヤについて
交換タイミングを教えます
結論
使用頻度・状況、保管・整備状況に
依存しますが安全にタイヤを使用するためには
以下がおおよその交換目安となります
・レースや練習で酷使するなら1年以内
・上記に当てはまらない場合は2年以内
※ただし、見た目や触って問題があれば即交換
それでは詳細に見ていきましょう!
交換タイミング
チェック観点
主要なチェック観点は以下の通り。
後述するチェックタイミングで
こちらの観点に一つでもNGがあれば交換しましょう
安全のためなので節約する必要はない出費です
# | 観点 | 確認内容 |
---|---|---|
1 | 走行距離 | メーカーの説明以上の距離を走っていないか ※2000〜5000kmが標準 |
2 | 使用期間 | メーカーの説明以上の期間を使用していないか ※半年〜2年が標準 |
3 | 見た目 | ・交換目安があるタイヤは交換時期を過ぎていないか ・地面と接する部分が削れて平らになっていないか ・ひび割れや何かが刺さっていないか ・その他見た目に削れていたり穴が空いている箇所がないか |
4 | 触った感触 | グリップ感がなくなっていないか |
確認タイミング
走る前に毎回確認を推奨しますが、
最低限以下タイミングでは確認したいです
・チェーンなどドライブトレインのメンテナンス時(500km毎)
・グループライドやレースなど他者と走る前
確認方法
上述したチェック観点を元に
以下をすることで確認します
・前後両方のホイールをタオルなどでやさしく乾拭きする
・空気を通常走るときと同じくらい入れる
・前後両方のホイールを空回しして、見た目に異常がないか確認
・触ってツルツル滑るようなグリップ低下が感じられないか確認
タイヤの劣化について
そもそも原因は?
タイヤは何で作られているでしょうか?
構成素材の多くの素材はゴムで、
「天然ゴム」と「合成ゴム」に大別されます
では、ゴムの劣化の原因は何でしょうか?
年月だけでなく、
オゾン、酸素、温度、紫外線、水といった外部原因と
ゴムそのものがもつ内部的な要因(ゴムの種類や製法など)
があげられます
そのため、何もしていなくてもタイヤは劣化していきます
また、長期間放置すると固くなり滑りやすくパンクに繋がりやすくなります
対策
劣化は防ぐことはできませんが、
以下をすることで進行スピードを少しは遅くできます
・自転車を室内保管する
・定期的に自転車に乗る
・悪天候などでタイヤが濡れたり汚れたりした場合は放置せずに拭く
劣化したタイヤ例
実際に筆者が落車した際のタイヤの状況を
皮切りにTwitterの投稿を見ていきましょう
屋外で保管していたようです
室内保管推奨
使用頻度が高くなくても
経年劣化で使用不可になります
これは・・・使いすぎですね・・・
いつパンクや事故が発生してもおかしくない・・・危ない・・・
まとめ
クリンチャータイヤの交換タイミングを紹介しました
・チェック観点
・チェックタイミング
・チェック方法
・タイヤの劣化原因と対策
タイヤは唯一地面と接している部品です
そのため、劣化したタイヤを使用することが
事故の原因となる可能性を高めてしまいます
※実際に筆者もこれが原因の一つでレースで落車してます
合わせてコーナーでの落車についてまとめていますので参考まで
タイヤが劣化したと感じたら
ケチらずに即座に交換することをおすすめします
見た目のみでなく触って確認もお忘れなく!
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